前回までで、ハードディスクのバックアップについて、いろいろ紹介してきた。
今日は、NASにデータをバックアップするからこそ楽しめる、NASの便利で楽しい利用方法について記事にしたいと思う。
1.データの共有ができる
前回まで、縷々説明してきたが、二台以上のパソコンを使用している場合は、データの共有ということがひとつの課題となる。我が家の例で言えば、家族旅行の写真などは、私のパソコンに保存してあり、二重三重にバックアップをとってはいたが、家内のパソコンからは気軽に家族旅行の写真が閲覧可能な状態にはなっていなかったのである。海外旅行の写真などは、バックアップ代わりにDVDにコピーして、家内も好きなときに見られるようにしてはいたものの、DVDをパソコンに挿入するという一手間がかかることが課題であった。
我が家でNASを導入したのは、この不便さを解消することがひとつの理由である。
先日、紹介したBunBackupを使用すると、設定したとおりに定期的・自動的にバックアップをNASに作成してくれる。この機能を使うと、デスクトップ・パソコンに保存されている写真の最新のコピーを、ほぼリアルタイムでNASに置いておくことができる。家族旅行のバックアップを撮るのと同時に、我が家の三台のパソコンから、いつでも好きなときに簡単に家族写真のデータにアクセスできる環境が整備できたのである。
2.サブノートのiTunes用データ置き場にできる
私の場合、CDを購入したら、まず最初にメインで使用しているデスクトップ・パソコンで音楽データを取り込む作業をする。このデータもBunBackupによって、NASに保存されているので、サブで使用しているノートパソコンのiTunesに直接このNAS上のデータを登録して、音楽再生することができる。
いまも、NAS上の音楽データをThinkPad Edge E420で直接再生しながら、この記事を書いている。
この方法を使うと、ノート・パソコンのハードディスクの容量を消費することなく、我が家にあるどのパソコンからも、いつでもお気に入りの音楽を聴いたり、旅行の写真を見たりすることができるのである。
3.そして、勿論バックアップにも使える
これは、説明の必要がないでしょう。重要なデータは複数の場所にコピーをとっておく必要がある。ハードディスクはいつかは壊れるものだからです。
結論
家庭に2台以上のパソコンがある場合は、家庭内LANを構築し、NASを導入してバックアップとデータ共有の一石二鳥に活用することがおすすめです。
次回は、ノートパソコンに必須の無線LANについて説明してみたいと思います。
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