2015年7月1日水曜日

Amazon Kindle


 本家本元のKindle。(私はこの製品を持っているので評価が甘くなります。)

仕様(2015年6月28日現在) 
価格:¥8,980 (プライム会員価格 ¥4,980)
ディスプレイサイズ:6インチ
反射抑制スクリーン:あり
内蔵ライト:なし
解像度:167ppi
接続:Wi-Fiのみ
ストレージ:最大数千冊(書籍の場合) Amazonコンテンツはクラウドに無料・容量無制限に保存可能
サイズ:169 x 119 x 10.1mm
重量:191g
バッテリー:数週間(ワイヤレス接続オフ、一日30分使用)


 キンドルシリーズの中で最も廉価で、最も入手しやすい製品である。上記の価格はキャンペーン情報つきの価格。(プライム会員価格で購入するにはクーポンの適用が必要なので要注意。)

 アマゾンプライム会員限定だが、Kindleオーナー ライブラリーというサービスによって、所有しているKindleに毎月一冊無料で本をダウンロードできることを考えると、コストパフォーマンスは極めて高いと言えるだろう。

 ディスプレイの大きさは他のKindleと同じ6インチ。
 この製品だけが内蔵ライトを持っていないが、通常の書籍も暗いところでは読めないということを考えれば、それは大きな欠点ではない。

 他のKindleシリーズに較べ解像度は167ppiと最も低いが、通常の読書の用途からは必要十分な解像度を持っている。私の場合、電子書籍を読んでいて解像度が気になることはない。
 通信がWi-Fiのみ、というところがこの製品の弱点であるかのように見えるが、スマートフォンを持っているのならばこの仕様で十分だ。iPhoneのテザリング機能を使えば、いつでもどこでもインターネットに接続することが可能である。しかも、作品によっては容量の関係でKindleの3G回線ではダウンロードできないものが結構あるのだが、テザリング経由ならどの書籍も問題なくダウンロードできる。少なくともこれまで、私は外出先でシリーズ物の続きが読めないで悔しい思いをしたことはない。
 容量は数千冊ということなので問題なし。
 サイズは非常に小さい。縦横の大きさはハードカバーの小説と新書版の間くらいだろうか。文庫本よりは大きく、厚さは従来の書籍と比較にならないほど薄い。書籍なら半日で読み終ってしまう程度の薄さだと思う。この薄さに数千冊の書籍が収まってしまうのだから、技術の進歩に感謝しなければならない。

 重量は非常に軽い。薄めの文庫本と同じくらいだろうか。女性でも楽々と携帯できるだろう。荷物の多いサラリーマンには嬉しい軽さである。薄いので、鞄の中でかさばらないのも良い。

 バッテリーの持ちも素晴しい。iPhoneもNexus 7も充電を忘れたら翌日は使用できない。外出先で数時間使おうものなら、電池切れになることもあるだろう。

 Kindleなら、1週間鞄に入れたままで大丈夫だ。通勤通学、昼休みに加え自宅で読書しても数日の間はバッテリーを気にする必要はない。常にWi-Fi通信可能な状態のままで運用してこうなのだから、機内モードにして通信を遮断しておけば、電気切れになる可能性は非常に低くなると思う。昔の携帯電話(ガラケー)のように、時々充電すればOKという運用が可能なのである。

 入門機の位置づけだが読書端末としての性能は馬鹿にできない。

 この製品にはキャンペーン情報つきとキャンペーン情報なしの二種類があって、キャンペーン情報ありの方が2,000円安い。キャンペーン情報というのは、スリープ状態の画面に広告が表示されるのだが、上品なものが多く邪魔には感じないだろう。




 セール情報などはむしろ有用と感じる場合も多いので、2,000円節約できることを考えると、キャンペーン情報つきを選んだ方が賢い選択だという考え方もあるかと思う。

 ここからは、個人的な感想になる。

 私の場合は、Nexus 7で電子書籍を読むようになってから読書量が飛躍的に増えた。Nexus 7は何でもできて素晴しい端末なのだが、古くなってきたせいか動作が鈍く感じられるようになってきた。また、就寝前にNexus 7で小説を読んでいると、本が面白いせいもあるかも知れないが、なかなか寝付けないことが多くなったと感じていた。
 
 このKindleを入手してから、外出時にはNexus 7を自宅においてKindleを手に外出することが多くなった。寝る前にベッドに入って本を読むのもKindleを利用するようになった。そして、寝付きもよくなったように感じている。

 Kindleは安い割には所有して満足感が感じられる端末だと思う。


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